家具の修理 Feed

2016年6月20日 (月)

テーブルの再塗装

テーブルの再塗装のご依頼を頂きました。
当工房で製作したテーブルではありませんが、大工さんが手仕事で作られた大きな丸テーブルでした。7年ほど使用されていたそうですが、現状のウレタン塗装をやめて自然塗料で仕上げて欲しいとのご依頼でした。

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ひとまず工房に持ち帰り、分解作業に入ります。分解することで、隅々まで綺麗に作業ができます。
「へー、こんな構造になってるんや。」「こんな作り方はあかんやろー」など、他の方の作られた家具を分解するのは、いつもいろいろと参考になります。

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剥離剤を刷毛で塗っていきます。数分~数十分でピキピキと塗装が浮き上がってきます。

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浮き上がってきた塗装をヘラでしごいて取り除いていきます。天板の表面はウレタン塗装が3層に塗られていたため、剥がす時もこの作業を3回ほど繰り返しました。

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表面を研磨すると、ようやく生地が出てきました。この時点で木目と香りから樹種はヒノキと判別できました。

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オスモウッドワックスのクリアで仕上げさせて頂きました。

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綺麗な木目が出てきてひと安心。組みたてて無事完成、納品です。お客様にも喜んでいただきました。

修理は専門ではありませんのでお断りすることもありますが、可能な場合はさせていただきますのでお悩みの方は一度ご相談ください。

2015年1月29日 (木)

久々の再会

7年ほど前にお作りさせていただいた特注ダークブラウンのファーストチェア。お子様もある程度成長され、いったん役目を終え、メンテナンスのため帰ってきました。その風合いから、どれだけ密接に接してもらっていたかが伝わり、胸が少し熱くなりました。(^^)


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グラつきを治すため、一度分解し清掃して組み立て直し、傷の風合いは残したまま再塗装したあと再びお客様のもとへ。今後も末永く愛されますように。

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2014年3月 7日 (金)

椅子の張り替え

工房に火傷を負った椅子が運ばれてきました。
背もたれの生地が燃え、内部のクッションも溶けています。知らないうちに電気ストーブに近付き過ぎたそうです。14030703_2 
いろいろ探したのですが同じ生地は見つかりませんでした。仕方なく似たような生地を仕入れました。
燃えた生地とクッションをはがし、新しいクッションを張りました。14030704
厳密に採寸・裁断し、縁芯のゴムチューブをチクチクと仮縫い。良い職人は下準備に時間をかけます。準備8割、本番2割!14030705
完璧、かな…?これをタッカーで椅子本体に止めていきます。14030706
あれ…、実際止めていくと採寸が一回り大きかった様子。おかしいなぁ…。
仕方なく、止めながら仮糸をほどきながら指で合わせて少しづつ止めていく…、やっぱり現場合わせです。(笑)

なんやかんやで、やっと完成。我ながら納得のいく仕上がりにホッとしました。

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2013年6月11日 (火)

椅子の修理

椅子の修理のご依頼を頂きました。家具の産地で有名な飛騨高山の家具メーカの椅子です。私も昔、飛騨高山で家具の学校に通っており、工場見学にも行きましたのでなんか懐かしいです。

椅子の状態ですが、全体的にグラグラでした。

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クサビ部分が緩んでいます。

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美しい曲げ木の背もたれ。でもこちらもほぞが抜けそうです。

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ひじ掛けの部分も。

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全体を分解して組み直します。人の作った家具を分解して構造を確認するのは、とても楽しいし、勉強にもなります。

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クサビも作り直しました。

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傷つかない様に毛布にくるんで圧締中。

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クサビ部分もきれいに削って元通り。

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全体をクリーニングして無事修理完了。
ほぞ組み加工の無垢の木の家具は、分解・組み直しが出来るので、修理が可能な事が多いです。これでまた、家族のもとで永くお使い頂けるようになりました。

私も、いいものを長く大切に使う「使い捨てではない暮らし」をしようと心掛けています。
修理は専門ではありませんが、可能な場合は対応させていただきますのでお問合わせください。

お問合わせ:スープファニチャー

2013年1月18日 (金)

テーブル修理

テーブルの天板の修理のご依頼を頂きました。25年前、ある家具職人さんに作ってもらったオークのテーブルの天板がひび割れてきたそうです。妻に手伝ってもらって、なんとか工房に持ち帰りました。

天板のサイズ1000mm×2000mm、厚み約40mm。重さは100kgを超えているかも。重っ。

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板接ぎ(はぎ)の部分が数か所はがれていました。お客様宅では上の写真向かって右側に薪ストーブが設置されていました。薪ストーブ側の天板の乾燥が進み、材が縮み、反って接着がはがれたようです。完全にはがしてみると中は…。

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雇いザネ。なんと12mmの溝に9mmのサネ、黒い筋は3mmの隙間。しかも合板、うーん…。

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とりあえず溝を埋めるため、ルーターで綺麗に溝をさらえます。

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やはりオークにはオークで埋め木を(ちゃんと12mmでね)。
このあと接着面を直線に削る作業に。とりあえず「手押し」で直線出し。でも約70kgは手で押せませんっ。またまた妻に手伝ってもらいました。感謝。

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その後、鉋で接着面の仕上げ。横にも縦にも反ってねじれていて、平面出しに半日かかってしまいました。しかもお客様のご要望で天板の表情は今のままが良いので表面は削らないで欲しいとのこと。天端の目違いは出来るだけ抑えなければなりません。弓なりにへこんでいる天板と天板を揃えて接着するためには、ストロークの短い定規の機械で溝を突かなければなりません。よってビスケットジョイントで接着しました。

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接着中。

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オイル塗装はお客様ご自身がされるとのことでしたが、やはり天板にコンマ数mmの目違いが出てしまったのでペーパーで目違いを払い、全体に薄くウッドワックスを塗布させて頂きました。

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無事完成(ほっ)。無垢材の家具はこうやって修理して長く使い続けることができます。

長年家族を見守ってきた大きなダイニングテーブル、アンティークの様な味が出てかっこいいですね。もう子どもたちは巣立っていったそうですが、これからはご夫婦と一緒に第二の人生を過ごしていって欲しいと思います。私の製作した机ではありませんが、私にも愛着が湧いてきました。また何かありましたらいつでもご相談下さい。

私の作った家具もこのように家族に長く愛され続けてもらえれば、と日々思いながら今日も製作に励みます。